昨日の日記に書いたことを、いまだにつらつら考えている。
僕は、目の前の問題に塞ぎ込んで絶望してしまう子どもを扱った創作物において、「素直に周りの人を頼りなさい」という回答がファイナルアンサーになるのは、やっぱりなんか変だと思う。最近そういう作品が多いけど、大人にとって気持ちのいい結論にシフトしすぎてないだろうか。最初の最初に誰にも頼れなかったから一人で抱えてきたのであって、べつに可能だったら最初からやってるよと思う。
あとから頼れる人ができて、「いまは周りを頼れるんだから頼らなきゃダメだよ」、「はい了解です」、でエンディングまで向かっていいのかな。「素直に周りを頼れる人になりなさい」という言葉には、どうしても「いつまでも一人で抱えてウジウジしてるやつってめんどくせーから話の早いやつになれ」って意味がくっつきかねないと思うんですよ。子どもに対して物語が与えるべき教訓は、「素直に周りの人を頼れる人になりなさい」ではなく、せめて「自分が困ってないときは、周りの困ってる人に手を差し伸べられるようになりなさい」じゃないか。苦しんでる人に、自分からプライドを捨てて周りに助けを求めることまで要求するのって、酷だと思う。「他人を頼れ」ってのは「お前の力じゃこの問題は解決できない」って宣言に等しくて、だから、ちゃんとやさしい言い方で言うべき言葉だ。
めちゃくちゃな言い分になるけれど、近未来に福祉が行き届いて、誰かに言えばどんな問題だって即座に解決する世界になっても、僕は、家庭内暴力を誰にも相談できない子どもや、明らかに精神疾患をわずらっているのに精神科に行かない子どもが、いたっていいと思う。目に見えてそんなやつらは愚か者なのだけど、愚かでいることは悪じゃない。何も解決せずにウジウジして周りに心配をかけるのは、たしかにみっともないことだけど、それはべつに、「幸せになろうとしてない」ってことにはならないんじゃないか。愚か者のための物語はどこかに必要だと思う。
↑じぶんでかきなさい……。
でもわりと、まさにガルクラがそうでしたよね。カッコよかったなぁ。
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古着屋に行って、服をたくさん試着し、数着買ってきた。よかった。ただ足が疲れた。扁平足なのかな、ずっと立ってると足の裏をかなり強めに痛めるんですよね。普通に街歩きしてるときとかでもめちゃくちゃ痛い。イベントとか行ってももちろん痛い。幼少期からこうなんだけど、そういうものだと思ってたから何の対策もしていない。どうすればいいんだ、これは。
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新作の執筆が全然進まないから、深夜二時からモンスターエナジーを飲んで無理やり執筆した。5900字くらい進んだ。
生活リズムが崩れるとはっきり鬱が加速する感触があるけれど、やっぱ生活を犠牲にして小説を書いてるときは、萌える。
自分のことを大事に思ってくれてる色んな人のことを思って、こんなふうに育ってしまったことが申し訳なくなるけれど、その申し訳なさすら文学に対する萌えに変換していて、無敵。本当は苦しい。がんばりたくなさすぎる。でもがんばりたくないことしかがんばれないな。がんばりたいことをやっても、がんばってることにならないから。そんなことないか。
苦しい、苦しい、苦しい、苦しい!!! でも間違いなく、この苦しみに生かされている。朝だ。もう朝5時かぁ〜(ブラジルの一本満足)。朝起きて、出かけて、人と遊んで。そういう幸せに真っ向から反した無理をしていることがすごく申し訳ないように感じられてきてしまって、少しでも起きている自分を正当化できるように執筆に逃げている。夜更かしひとつでこんなに病む若者もいまどき珍しいだろうな。萌え萌え萌え萌え萌え。得体の知れない巨大な敵が自分の前にいて、文字を打つことでそれに攻撃できるのだと、つまりこの世界はネプリーグなんだと、信じているときだけ、ちゃんと、物語を書けている気がする。ホーリーナイトだろこんなん。ネプリーグの漢字テストツアーズなんです、この世界は。僕の世界は。
やだよ。苦しいよ泣 小説なんて書きたくない。一人で、みんな楽しんで住んでるいまの世界に独りよがりな問題意識を持って、新しい倫理を提案しようって。ばかみたいだ。思った以上に、僕はSkebでリクエストを受けて、のぞまれて小説を書くことに救われていたし、同時にそれに慣れきってしまっていたんだろう。自分の小説を書くことはとても苦しい。僕は、世界にのぞまれていない。
それでも僕は僕の小説をのぞんでる……。僕=世界にさえなれれば、僕は、世界にのぞまれることができる……。いや、それも違うのかな。辛いです( ; ; ) なんで、どうしてこんなことを? 趣味ってわけでもないのに。どうして僕は小説を書けないと苦しくなって、小説が書けると楽しくなっちゃうんだ? なんでこんな人間になっちゃったんだ。もう書くしかない。泣きながら書くしかない。傷だらけだ、僕は。傷だらけのまま進むんだ……。
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