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2024/6/1

 白血病で余命いくばくかの少年に仮面ライダー俳優が会いに行くやつ、個人的にはそんなに非難されるほどのことじゃないんじゃないかな、と思ってしまう。「ほかの余命わずかな子どもたちに対して不誠実、不平等だ」って意見はあるけれど、それってヒーロー番組でよくある、両親を悪役に殺された子どもがヒーローに「なんであのとき僕のお母さんお父さんは助けてくれなかったの!」って抗議するシチュエーションと同じようなもので、そういうケースで現実にも活かせるような回答を、ヒーロー番組は提示し続けてきたと思うんだよな。気持ち的にはあんまりそういう、救済の不平等さを全否定したくない。


 もっとやり方があったのはそうなんだろうし、現実とフィクションを混同してもいけないんだけど。でもヒーローというのは全体のためにあるんじゃなくて、あくまで個人のため、もっと言えば子どもの狭い世界のためにあるのだから、こういう現実の特殊ケースが「世間のヒーロー観」みたいなものに作用するのはあまりいいことじゃないよな〜、と思った。現在進行形で困ってる人はたくさんいるのだろうし褒められたものではないけど。でもヒーローはあくまで全部じゃなくて一部を救うもので、だからこそ、ただ受動的に待つためのものじゃなくて、能動的に憧れられる存在たりえるのだ。ヒーローが現実にもたらす意味というのは、「全能の救済者」として各々の心に信仰を作ることではなく、あくまで子どもたち一人一人に「自分もこうなりたい」と勇気を与えることにあると思う。ひとつのおだやかなケースが、転じて各々へのエールになったらいいよなぁ。


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 明日寝るまでにSkebを三件納品しないといけないんだけど、動画の編集作業で腰に疲労が溜まってしまったらしく、どうも進みが芳しくない。元々こんなにためるなよ、って話ではあるんだけど……。


 寝姿勢でスマホを使うやつを織り交ぜながらやっていく。日記をアップしたあとも書きます。ある程度書けたら晩酌……と思ってたけど、時間的に今日は厳しそうかな。お風呂で湯船に浸かって、凝りをとります。


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 兄が「作曲したい」と言い出したから、Studio Oneの使い方を教えた。慣れるのが早くて、「地頭」という単語が高校生以来に頭に浮かぶ。


 コード進行のこととかも喋ったんだけど、マジでまず自分自身がよくわかってないので、すごくたどたどしい説明になった。でもなんか作れてたな。なんで?